高松の家 [Light Court House]小屋NO.5
2001,09-2002,12

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この住宅は香川県高松市の新興住宅地に建てられました。 夫婦と三人の子供のための住宅であり、二面道路をもつ東南の角地という恵まれた敷地に計画されました。瓦屋根の家がいいと言われ、フラットルーフだった屋根に瓦をのせて、中央部にライトウェルを空けることによって新しいイメージがみえてきました。全体的にこのライトコートを中心に計画が進み、動線及びゾーニングが決定されました。構造としては鉄筋コンクリート造でしたが、屋根においては瓦屋根ということで、小屋裏を意匠として見せたいと考え、異種構造の鉄骨造と木造を取り入れました。ここで整理が必要となり、混構造を徹底する事にしました。一階を鉄筋コンクリート造、二
階を組積造(レンガ)、小屋組を鉄骨造と木造にして、その構造体を裸のまま表現する事にしました。

この時、屋根と壁とを切り離すことによって水平な壁を強調したいと考え、ガラスブロックの光のラインによって切り離す事ができました。これは現実にはなかなか難しいことでした。夜、灯されるあかりによってそのラインは浮き出され、瓦屋根の重厚さは消されてしまいました。 居間としての和室は庭に突き出し、濡れ縁を介して庭との関係をスムーズにし、内部においては天井、壁の構造としてのコンクリートと意匠としての材料(杉板 珪藻土 ガラス)のコンビネーションを意図して表現しました。 楠を抱き込んだテラスは子供たちの遊び場として、奥さんがガーデニングを楽しむ場所として、午後のティータイムの一時を楽しむ場所として設計しました。 ライトコートに面するガラスは、ライトウェルの光を透過し、回廊と小屋裏を照射するに十分な明るさを与えてくれました。又、ガラスはライトコートに勾配をとった小屋根の瓦を映し出す役割も担ってくれました。

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